『捨てられる食べ物ものたち』大人も子供も読み「食品ロス」を学ぼう②

今回はおすすめの本を紹介したいと思います!

井出留美さん著『捨てられる食べものたち』
です!

SDGsが話題となっている現代において
①貧困をなくそう
②飢餓をゼロ
⑫つくる責任 つかう責任
⑭海の豊かさを守ろう
⑮陸の豊かさも守ろう

以上の項目と密接に関係がある
「食品ロス」の問題について、絵を使いながらお子様も読みやすいように分かりやすく紹介されているこちらの本。

本書で紹介されている「食品ロス」問題を通して、我々が”今”食品に対してどのように扱っていくべきなのか
大人も子供も学び、考えることのできる本となっています。

本の内容を自分なりに要点を絞ってまとめました。

それでは、いってみましょう!

【本コラムのターゲット】
・『捨てられる食べものたち』に興味がある方
・「食品ロス」問題に興味がある方
・「SDGs」に興味がある方

『捨てられる食べものたち』とは?

本書の著者、井出留美さんは
「コンビニ廃棄の問題」「食品ロス問題」などのエキスパートとして活動をしており、「食品ロス問題」をクリアにすることを目的とした会社「office 3.11」を経営される経営者でもあります。
世界13億トンの食品ロスの削減を目指す食品ロス問題の専門家として、メディアなどでも広く活躍をされています。

本書では、「食品ロス問題」を考えるための様々な統計データが紹介されています
また、本書での主張や様々な統計情報を通して、我々がどのように「食品」と向き合っていくべきなのか
大人も子供も考えられる内容となっています。

お子様も読みやすいよう、絵を使って分かりやすく説明がされていたり、難しい漢字にはフリガナが付いているので
お子様をお持ちのご家庭の方も是非読んでいただきたい本になります。

本書では、大きく下記の2点が紹介されています!

1.統計データを使った「食品ロス」問題の現状について
2.「食品ロス」問題を解決するために、我々にはなにができるのか

本記事では、2.「食品ロス」問題を解決するために、我々にはなにができるのかについて詳しく紹介をしていきたいと思います。

2.「食品ロス」問題を解決するために、我々にはなにができるのか

本書の3章・4章では、「食品ロス」問題を解決するために、我々にはなにができるのかについて
様々な自治体・食品業界・ボランティア団体などの取り組みを基に紹介がされています。

「食品ロス」について、多くの深刻な問題が存在する一方
それを解決しようと取り組んでいる団体があります。
それらの活動を見習い、我々もできることから取り組んでいく必要があると感じます。

本書を通して
いくつか、印象に残った問題をピックアップしてお伝えしていきます。

2-1.「30・10運動」を知っていますか?

パーティーや披露宴など、大人数で食事をするときはつい話に夢中になって料理が残ってしまうことがあります。
長野県松本市では市長が市役所内で宴会の時に最初の30分間は席に座って料理を食べるようにとした「30(さんまる)運動」を提案しました。
その後、市民にも呼びかけ、最後の10分間も席に戻ってきて料理を食べつくそうという「30・10(さんまる・いちまる)運動」に発展させました。

国(環境省)も「30・10(さんまる・いちまる)運動」を国民に伝えるための取り組みを行うなど
食べきりの運動は全国に広まってきています。

2-2.京都市が「食品ロス」を4割も減らすことができたのはなぜ?

✓京都市のごみの総量/食品ロスの変化
・ごみの総量:平成12年度「82万トン」 → 平成30年度「41万トン」
・食品ロス:平成12年度「9.6万トン」 → 平成30年度「6.2万トン」

なぜ、京都市はごみの総量/食品ロスともに減らすことができたのか。
京都市では、1998年から「世界の京都・まちの美化市民総行動」をかかげ、「生ごみ3キリ運動(食材の使いキリ・食事の食べキリ・生ごみの水キリ)」の推進や、「食べ残しゼロ推進店舗認定制度」の設立など、様々な取り組みを行いました。
また、京都市には「しまつする(無駄なく使い切る)」という言葉がありますが、2015年10月には「しまつのこころ条例」(通称)も制定。事業者や市民に食品に食品ロス削減の実施や努力義務を定めています。

京都市がごみを半減させ、4割の食品ロスを削減できた背景には、こうした長期間にわたる官民一体の取り組みがあります。

2-3.東京都足立区は給食の食べ残しを7割減らした

東京と足立区では2007年度から「おいしい給食」という取り組みを始めています。

✓「おいしい給食」取り組み結果
・2008年、平均残菜(食べ残し)率:小学校「9.0%」、中学校「14.0%」、小中学校 合計「11.5%」

・2018年、平均残菜(食べ残し)率:小学校「2.4%」、中学校「5.2%」、小中学校 合計「3.7%」

「おいしい給食」の取り組みは、給食メニューを子供たちの好物にするということではなく
生産者について知る、栄養バランスについて知る、調理について知るなど
食への興味関心を総合的に高める活動を行うことにより、「食品ロス」に対する根本的な解決を試みました。
その結果、10年間でおよそ7割、食べ残しを減らすことに成功しました。

2-4.食べきれる量を頼む

国がまとめる「日本人の食事摂取基準」では、年齢や活動量、性別によって、摂取するエネルギーや栄養素の参考となる量を示しています。
また、国は2017年、飲食店での食べ残しを持ち帰るときの注意事項を発表しました。
飲食店・消費者それぞれがどのようなことに気を付ければよいのかいるしてあります。「ドギーバック」という持ち帰るための袋の活用も推奨されています。

しかし、食中毒の問題から食べ残しの持ち帰りを許さない飲食店がほとんどである現状です。
このような現状から、我々にはなにができるか。
まずは、本当に食べきれる量を理解し、その場で食べきるということを1人1人が行う必要があります。

2-5.「いのち」について考える

とある小学校では
栄養士が牛を1頭連れてきて、子供たちとの触れ合いの場を提供しました。
子供たちは乳搾りをし、あたたかい肌に触れ、牛乳、お肉、ランドセル、バック、ベルトなど、すべて牛からいただいていることを学びました。

また、その栄養士は牛乳はモノではなく
牛の血液からできていて、牛の「いのち」をいただいているのだということを子供たちに伝えるために
1リットルの牛乳を作るのに必要な血液400リットル~500リットル分を赤い絵具を溶かした水として
それを入れたペットボトルを200本用意しました。
すると、それまでたくさんあった牛乳の飲み残しが激減しました。

目の前の食べ物がどこから来たのか。
肉であっても、魚であっても、野菜であっても、それは「いのち」そのものです。
そんな風に感じられたとき、食べ物を大切にする心が芽生えてくるように思います。

まとめ

みなさま、いかがでしたでしょうか?

今回は、以下についてご紹介させていただきました。

[本コラムのまとめ]

✓「食品ロス」問題を解決するために、我々にはなにができるのか
・「30・10運動」についての紹介
・京都市が「食品ロス」を4割も減らすことができた事例の紹介
・東京都足立区が給食の食べ残しを7割減らした事例の紹介
・世界の食料の3分の1は食べられずに捨てられている
・食べきれる量を頼む必要がある
・「いのち」について考える必要がある

「食品ロス」問題について、我々にはなにができるか。
様々な取り組みを基に、考えていただくことができたでしょうか。

私も幼いころ田舎の祖父に目の前で、生きた鶏を捌き「いただきます」とは、「いのち」をいただくということであるということだから1ミリも無駄にしてはいけないということを教えてもらいました。

「いのち」をいただくのですから1%も無駄にせずにいただきたいものです。
本サイトがこれらの問題について、我々1人1人が身近な問題としてなにができるか考えるための一助になれば幸いです。
それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。

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