『捨てられる食べ物ものたち』大人も子供も読み「食品ロス」を学ぼう①

今回はおすすめの本を紹介したいと思います!

井出留美さん著『捨てられる食べものたち』
です!

SDGsが話題となっている現代において
①貧困をなくそう
②飢餓をゼロ
⑫つくる責任 つかう責任
⑭海の豊かさを守ろう
⑮陸の豊かさも守ろう

以上の項目と密接に関係がある
「食品ロス」の問題について、絵を使いながらお子様も読みやすいように分かりやすく紹介されているこちらの本。

本書で紹介されている「食品ロス」問題を通して、我々が”今”食品に対してどのように扱っていくべきなのか
大人も子供も学び、考えることのできる本となっています。

本の内容を自分なりに要点を絞ってまとめました。

それでは、いってみましょう!

【本コラムのターゲット】
・『捨てられる食べものたち』に興味がある方
・「食品ロス」問題に興味がある方
・「SDGs」に興味がある方

『捨てられる食べものたち』とは?

本書の著者、井出留美さんは
「コンビニ廃棄の問題」「食品ロス問題」などのエキスパートとして活動をしており、「食品ロス問題」をクリアにすることを目的とした会社「office 3.11」を経営される経営者でもあります。
世界13億トンの食品ロスの削減を目指す食品ロス問題の専門家として、メディアなどでも広く活躍をされています。

本書では、「食品ロス問題」を考えるための様々な統計データが紹介されています
また、本書での主張や様々な統計情報を通して、我々がどのように「食品」と向き合っていくべきなのか
大人も子供も考えられる内容となっています。

お子様も読みやすいよう、絵を使って分かりやすく説明がされていたり、難しい漢字にはフリガナが付いているので
お子様をお持ちのご家庭の方も是非読んでいただきたい本になります。

本書では、大きく下記の2点が紹介されています!

1.統計データを使った「食品ロス」問題の現状について
2.「食品ロス」問題を解決するために、我々にはなにができるのか

本記事では、1.統計データを使った「食品ロス」問題の現状について詳しく紹介をしていきたいと思います。

1.統計データを使った「食品ロス」問題の現状について

本書の1章・2章では、「食品ロス」問題の現状について、様々な統計データが紹介されています。
そのどれもが驚きの数字だらけでした。
日本で生活をしている間は、貧困問題や飢餓の問題はあまり馴染みのない問題として扱われがちですが
広い視野を持つと、本当に深刻な問題が世界を覆っているという現実を思い知らされます。

本書を通して
いくつか、印象に残った問題をピックアップしてお伝えしていきます。

1-1.日本の子どもの7人に1人が貧困

貧困には大きく分けて「絶対的貧困」「相対的貧困」の2種類があります。

・絶対的貧困
→「満足に食事がとれない」「住む家がない」など人として最低限の生活を維持するのが難しい状態
・相対的貧困
→住んでいる国の生活水準や文化水準と比較して困窮している状態

上記の2つの貧困の内、「相対的貧困」の割合が先進国の中でも高いのが日本です。
国の調査によると、「相対的貧困」にある17歳以下の子供の割合は13.9%(※平成27年の調査)。
7人に1人が「相対的貧困」の状態にあります。

豊と認識されている日本で、食べられず、貧困に苦しんでいる人がいる。
これは社会全体で向き合うべき課題ではないでしょうか。

1-2.世界の9人に1人がいつもお腹を空かせている

次に、世界に目を向けてみます。
世界には、いつもお腹を空かせている状態の人が大勢います。
全世界の飢餓人口は8億2080万人(※2017年 時点)。世界の9人に1人はお腹を空かせている状況です。

また、5歳未満の子供の5人に1人は、栄養不足のために十分に発育ができず、身体や精神、知能の発達に深刻な影響をもたらしています。

WFP(国連世界食糧計画)による貧しい人達への食糧支援は、年間約390万トン(※2018年 時点)。
一方で、日本をはじめとする先進国ではそれを上回る食品ロスを発生させています。

今一度、SDGsの2番目のゴールでもある「飢餓をなくす」について考え
食料の不平等をなくしていくことが求められています。

1-3.日本の「食品ロス」は年間612万トン

「食品ロス」年間612万トン(※平成29年度)とは
わかりやすく言うと、日本国民全員が毎日1人1個のおにぎりを捨てているという計算になります。

2007年7月、九州地方で1人暮らしをする50代の男性が自宅で亡くなっていました。
原因は餓死です。
その男性は病気で仕事ができなくなり、最後に「おにぎり食いたい」と書き残したうえで亡くなってしまったそうです。

我々が毎日捨てている食べもので生きながらえることのできた命が、確かにそこにはあったのです。

1-4.世界の食料の3分の1は食べられずに捨てられている

FAO(国連食糧農業機関)は、世界の年間食料生産量のうち、3分の1にあたる約13億トン(重量ベース)が食べられずに捨てられていると発表しています。
原因は様々ですが、下記の理由が主な原因になります。

・発展途上国で食料が捨てられる理由
→生産地から運ばれるまでの間に、冷蔵設備が整っていない・物流費が高いなどの多くの無駄が発生しています。
・先進国で食料が捨てられる理由
→企業の商習慣や小売店の売り過ぎ、消費者の買い過ぎなど、製造現場から消費者の手に渡るまでの過程で多くの無駄が発生しています。

2050年までに地球上の人口は98億人に増えると予想され、食料事情がさらに悪化すると考えられます。
「食品ロス」を減らすことは我々の未来のために必要不可欠であることが分かります。

1-5.「食品ロス」の46%は家庭から出ている

家庭と企業、どちらから出る「食品ロス」が多いのか。

答えはほぼ半分ずつで、平成29年度の推計によると
日本国内の「食品ロス」612万トンのうち、家庭から284万トン、企業から328万トンとなっています。

つまり、「食品ロス」の問題は、企業や知らない誰かの遠い問題ではありません。
「食品ロス」のほぼ半分が家庭から出ている以上、すぐ身近にある我々の問題なのです。

1-6.家庭の生ごみの45%手つかずのまま捨てられた食品である

京都大学の調査によると
平成29年度に京都市内で捨てられた生ごみのうち、手つかずの食品が45.6%を占めていました。

日本の自治体は、生ごみとそれ以外の燃やすごみを一緒に集めて焼却処分にします。
一部では、生ごみだけを分別して集め、それを堆肥などにしているところもありますがまだまだ少ないのが現状です。

生ごみの量を減らすと同時に、資源として有効活用できるようにしていく必要があります。

まとめ

みなさま、いかがでしたでしょうか?

今回は、以下についてご紹介させていただきました。

[本コラムのまとめ]

✓統計データを使った「食品ロス」問題の現状について
・日本の子どもの7人に1人が貧困である
・世界の9人に1人がいつもお腹を空かせている
・日本の「食品ロス」は年間612万トンである
・世界の食料の3分の1は食べられずに捨てられている
・「食品ロス」の46%は家庭から出ている
・家庭の生ごみの45%手つかずのまま捨てられた食品である

「食品ロス」問題について、身近な出来事であると感じていただけましたでしょうか。
本書は、SDGsが目標としている
①貧困をなくそう
②飢餓をゼロ
⑫つくる責任 つかう責任
⑭海の豊かさを守ろう
⑮陸の豊かさも守ろう

に関連性のある内容を紹介しています。

これらの問題について、我々1人1人が身近な問題としてなにができるか考えていくことが必要であると感じる内容でした。
本サイトがその一助になれば幸いです。
それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

捨てられる食べものたち 食品ロス問題がわかる本 [ 井出留美 ]
価格:1540円(税込、送料無料) (2021/6/18時点)

楽天で購入

コメント

タイトルとURLをコピーしました